6畳1間のあめ

ハンドボールとか音楽とか雑記とか。

【ハンドボール】2021日本選手権決勝 豊田合成vs大崎電気

 

見直しても面白いゲームだったのでもう少し何か書こうかなと思ったので書きます。方々で言われていますが、合成のDF、これが抜群によかった。徳田とバラスケスの牽制が効いてましたね。バラスケスなんて「俺はすげーから点とればいいだろ」って感じは全くなく、献身的なハードワークでOFDF仕事をしていたと思います。たぶん人間性も素晴らしいのではないでしょうか。そして徳田のDFは試合を通じて良かったですね。目の前の相手には絶対やられないって気持ちが伝わってきました。

 

2枚目の牽制が強いので大崎OFは中に中にと集まってしまい、チャオと山口に挟まれたPVとその上からのシュートと苦しい状況でシュートを狙わなければならなくなっていました。センターポストのPVから両バックへのパスにも2枚目の牽制があり、OFのきっかけが作れず苦しい形になってしまい、展開できない場面も見られました。

大崎は合成のDFに攻めあぐねてTO後ダブルポストにOFを切り替えますが、一発目を失敗しエンプティゴールを決められてしまいここでも流れを掴めませんでした。

 

ハーフタイム中のカンコー学生服のCM、1:10:08あたりでHC岡山の選手として早稲田卒のLB小畠がいますね。

第73回日本選手権大会(男子の部) 決勝 on Vimeo

 

後半大崎は7人攻撃を展開しますが、今度はゴールが産まれます。川島が1対1ではなくPVへのパスとステップシュート狙いを選択肢にパスを回すようにしたからでしょう。エンプティゴールの危険性がありますがこれが功を奏します。後半4連続得点で2点差まで詰め寄りました。

後半合成のOFはCB田中と古屋の1対1が効果的でした。大崎DFを崩して自分でもシュートにいくしコートを広く使い人を動かしました。合成はもう少しPVのシュートがあればよかったですね。山口だとちょっと物足りないかな。

 

試合のMVPは合成のGK中村で文句なしですね。要所要所でビッグセーブをみせていました。頼りになります。日本代表でみたい選手の1人です。