最近ようやく読書しようという気持ちももどってきたので、気になるもので読みやすそうなものから読み始めた。先に読んだ「パパの電話を待ちながら」はあまりだったので、こちらには期待。 pic.twitter.com/PNuxcvauhm
— のどあめ (@nodoame3) 2017年7月15日
読みました。
発売当初から静かに話題になり、けっこう売れてのではないでしょうか。藝大という一般人からはあまり馴染みのない世界のことをチラッと見せてくれる、暇つぶしには最適な本でした。
個人としては、もっとぶっとんだ人のエピソードや、どういうことを考えて作品ができあがったとかを写真付きで解説したりとかがあれば、なお面白いのにと思えるのですが、美術・音楽の藝大生の生の声を紹介するということが第一テーマなのでこういうものかなぁと思います。全体的に話も浅いし、うわっつらだけ紹介している感じですが、その分軽快で、ふんふんと読み進められます。
NHKで「びじゅちゅーん」を担当している井上涼さんが好きだったり、プライベートでも多摩美出身の知り合いがいますが、芸術面で秀でている人は、きちんと芯があってそして所謂「一般的」な感覚からは外れていて、とても面白いし刺激的です。自分がそうでないのが残念でならないですが、世の中には面白い人がたくさんいるんだなぁということを改めて思わせてくれました。