とんでもない漫画でした。みんなに読んで欲しい。
久しく忘れていたこの感情、なんだっけな、どういって表現していたっけな、と悶々した挙句思い出した「萌え」という言葉。これは萌え。ほかの何ものにも代え難い萌え。
すっかり廃れてしまった様子もありますが、唯一無二の「この」感情の表現方法だと思います。
あらすじは
主人公の小糸侑は、高校に入学後、部活を決めかねていたところ、先生に生徒会の手伝いを頼まれる。そこで出会った先輩の七海燈子は、誰のことも特別に思えない、と明かす。同じ悩みを抱える侑は、燈子に親近感を覚えるが、一転燈子は「君のこと好きになりそう」と告げる。
燈子の真意を計りかねたまま、侑は燈子の生徒会長選挙の推薦責任者を頼まれる。燈子の友人佐伯沙弥香の頼みもあり、渋々引き受けたその日の帰り道、不意に燈子にキスされ、「君といるとどきどきする」と告白される。
その後、選挙運動やプライベートでの交流を通し、燈子と侑の距離は近付いた。侑は、燈子の様々な面を知り、燈子の近くにいることを決めた。
というもの。(Wikipediaより)
女子同士の恋愛、いわゆる百合ものなのですが、「女子同士だからこそ」が非常にうまく表現されています。女子高でなく共学校という点も悩みやシチュエーションを加速させます。
こういった作品では登場人物の心の動きや成長が欠かせません。「好きになりたいのに、なれない。ならせてもらえない。」という葛藤を含んだ気持ちを、どう昇華していくのかが注目です。そして、ちょいちょい挟んでくるキスシーンがとんでもなくエロくて、悶々とさせられます。
上記の画像でもわかると思いますが、絵も非常に上手く、自然と引き込まれていきます。特に見せ場の表情が艶っぽくて、「なんのエロ本…?」と思うほどです。
1巻で止めてしまうとこの漫画の楽しい部分を捨ててしまうことになるので、とりあえず2巻まで読みましょう。私は手が止まりませんでしたが。
少女漫画にありがちな恋愛とは一線を画していつつも、少女漫画のような繊細さもしっかりと描かれており、例えば初めて名前を呼ぶシーンなんてもう、もう!萌え。あーとんでもなく萌えるよう。たまらないよう。貴いよう。萌え。
最新5巻。まだ未読。
そんなわけでまだ3巻の途中ですが、とんでもなく気持ちが高ぶって、「萌え」という気持ちをはっきりと思い出し、一人では処理できなくなったのでブログにしました。読んでください。