6畳1間のあめ

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【読書】『半年だけ働く。』 村上アシン

 相も変わらず生き方に迷っており、どうにか会社員を止めて生きていきたいなぁと思っているので読んでみました。

雇われない生き方をただ主張するのではなく、実際こうしてるとかこういう方法があると作者の経験を踏まえて説明してくれています。

半年だけ働く。

半年だけ働く。

 

 

なんで半年だけ働けばすむかというと、

 「単純にフリーになって単価を倍にすればいけますよ」

というのがその主張です。

 

作者はITコンサルタントとして半年や数か月の契約で仕事をし、残りの時間を好きなことをして過ごすというのを繰り返しているそうです。そんなもんこの人が実力あるコンサルだからできることじゃんって思います。ただ、作中そのことにも当然言及しており、一般事務のような仕事ではやはり難しくプログラマや医師看護師など「問題を解決できる能力」がある人は独立してもやっていけますよと書いています。

 

 面白いのは、人事や法務といった事務セクションでも、経験と知識があればこれまでの1.5倍ほどの給与で独立が可能だと書いています。

 

そのためには、まずは会社員として経験を積ませてもらい、実力をつけるのが早道でしょうとまとめています。人脈やステータスを求めるのではなく、自身のコンテンツを磨くことが重要とのことです。

 

その他にも独立に向いている人そうでない人について、税金の処理や自由な時間の過ごし方などから説明しています。

 

決して出たとこ勝負でなんとかなりますよ!という内容ではなく、現実的に働き方が変わってきている情勢を鑑みて意見が述べられています。ノマドワーカーやブロガーといった一過性のものではない、「雇われでありながら多くの自由を手に入れるためには」について1つの回答を提示した本だと思います。

 

 

半年だけ働く。

半年だけ働く。