6畳1間のあめ

ハンドボールとか音楽とか雑記とか。

谷川俊太郎の詩

 

 履歴書には「趣味:読書」と読書好きを公言しておきながら、今日の日まで谷川俊太郎の詩を真面目に読んだことがないという尻の穴をお天道様に披露するくらいの恥部を持っていた私ですが、谷川俊太郎童貞をついに捨てました。リビングの窓際にイスを持ち出して、青空の元童貞を捨てました。声に出して、捨てました。

 

 こんな風に書いたら誰もかれもが信じられないと思うのですが、私は言葉や文章をとても大切にしている部類の人でして、『夜のミッキー・マウス』を読んで、彼のことば選びの巧みさとその表現に心の髄の髄まで痺れました。今思い出しても心の臓がひときわ温かい血を送り出すのを感じるほどです。

 

 2年ほど前にmixiで名作「なんでもおまんこ」を取り上げて世界に名を馳せる人間だってやっぱり根底にあるのはまんこ(女性器のこと)なんだよ!!なんてオモシロおかしく書いたことはあったけど、今日改めて「なんでもおまんこ」読んだらすごすぎて鼻水吹いたもん。なぜだか分からないけど泣きそうになったもん。

 

 言葉が美しくって、それに感動できて、幸せです。 日本語の可能性と、私の感受性に感謝。