6畳1間のあめ

ハンドボールとか音楽とか雑記とか。

ちよすけ

 

 細君である稲葉の友人が結婚した。その友人たる「彼女」は一般的に「ちよちゃん」と呼ばれていて、稲葉の妹的存在らいい。妹的存在というだけあって、何となく稲葉とちよちゃんは似ている。雰囲気なのだろうとは思うが、それでもどことなくなんとなくなぜだか似ている。よく間違われるそうだ。どうでもいい話だが、私は家で彼女を「ちよすけ」と呼んでいる。もちろんあずまんが大王のちよちゃんがイメージされたのだが、本人を前にして呼んだことはないが、本人の前以外ではちよすけと呼称している。

ちよすけは稲葉の友達で、私は数度顔を合わせたことがある程度だが、このたびの結婚が非常に喜ばしいことだと感じているので筆をとったしだいである。

 

 私と彼女の出会いは、某バンドの某ライブDVDだと記憶する。最前列でぴょこぴょこしていた女性だか、階段の踊り場で応援メッセージを述べていた女性がそうだと稲葉から教わった。つまり私は彼女を一方的に知っていた。この時点ではまだ出会っていないが、私にはここがファーストインプレッション。その後ライブハウスで数度邂逅し、特に会話するわけでもなく、お互いがお互いを「アノ人のつがいね」くらいに思っていた。

  

 しかし私は持って生まれたストーカー気質と散漫な注意力を生かし、ライブ中の彼女を時折盗み見ていたのである。(ライブ中になんたる狼藉と思われる方もいるかもしれないが、全てのバンドに興味があるわけではないのである。)そして、私は本当にライブを楽しんでいる人のお手本を見せてもらったのだ。

 時にはち切れんばかりの笑顔で、顔をくしゃくしゃにして飛び跳ねる姿も見られた。目をつむり、空気の振動ごと音をかみ締める姿も見られた。全身でライブを、バンドを、曲を、浴びていたのだ。そしてなにより非常に艶やかな表情でステージを見つめていた。その艶やかな表情は、疑いようもなく官能的で性的であった。

 

 森本に苗字が変わったと話をするときの彼女はとても幸せそうで、結婚の報告を最後まで言い切る前にくちもとがニヤニヤしていて、あーホントに幸せなんだなぁと思ったよ。私は私の細君にあれほどの溢れる幸せは与えられていないから、すこし申し訳ない。でも稲葉もちよすけの結婚報告を聞いてすごく嬉しそうにしていた。

 

 旦那のライブを観てるちよすけが非常に印象的!結婚おめでとー