6畳1間のあめ

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【ハンドボール】2022年9月13日ジークスター東京の新リーグ入会申請に関する会見について(追記あり)

ジークスタースポーツエンターテインメント株式会社の代表取締役社長:大賀智也さんの記者発表会見ました。数日で削除とのことですのでお早めに。

【ジークスター東京】新リーグ入会審査申請に関する記者発表会 - YouTube

 

もーーーーめちゃくちゃ面白かった。葦原代表およびJHLにブチ切れてるのがよく分かった。

そりゃいちファンの自分ですら葦原代表のやり方に疑問を感じる中、今一番ハンドボール界で頑張ってる(お金を生み出そうとしている、世界と戦うハンドボールチームを目指してる)球団の社長はもっともっと不信感と疑問点と諦念がありますよね。

 

会見で大賀さんは「合意形成すべき」との言葉を多用しています。これはよっぽど葦原代表が独断専行で物事を進めていることを感じさせました。話し合いはしてても結論がでないまままた次回とか濁してたのかもしれませんね。合意形成すべきとの言葉からはこちら側の言い分を何も聞き入れてくれていないという意味が含まれていると私は感じました。

また申請したチームでも条件付きで申請しているところもある、これは本来あり得ないと言っています。つまり申請側も見切り発車でやっている部分が多数あることを意味していると思います。葦原代表が「自分が思うプロリーグ」という結果ありきでこの1年間やってきてそれに振り回されたんだなぁと思うとため息しかでませんね。

 

また、JHL本部機能に関して、この1年の実績において評価できるものではないとも仰っていました。ジーク側が種々の疑問点や確認事項を挙げた返信にも、これまで発表のあった書類等をただまとめたものが返ってきたと言っていたので、JHLはビジネスとしての体すらなしていないのかもしれません。もしくは海千山千のビジネスの現場で戦った経験が足りない職員が多いのかもしれません。

 

以下発表の要約抜粋

・会見の冒頭15:50頃~ 「本部機能において、~~1年間の実績が評価できるものではない」とまずJHLが新リーグのためにやってきたことが足りないとはっきり述べる。

・少ないチーム数であるにもかかわらず丁寧な議論が交わされたうえでの合意形成がなされていない

・発展的に課題を解決するプロセスが不足している

・9/1葦原代表が思想の違いや福利厚生目的で~~と会見したが、認識が全く異なる

・JHL独断でやるのではなく、協会の傘下機関なので協会と協力して行う

・社員総会で決議(事業・財務計画、付加価値等の道筋)を取り、物事を進めるのが正しいのではないか

・シングルエンティティへの質問には、「本部がしっかりしていないとシングルエンティティなど無理」と回答。本部がしっかりというのは、JHLがこの1年でスポンサーを何件獲得するとかまず数チームで試してみるとかやりようはいくらでもあるなか何もできていないという意味

・9/1葦原代表が会見時に申請をしなかったチームにはヒアリングをしていくと言っていたが9/13時点で何もない

・2リーグに分かれることになるが、必要ないのに分かれるのは無意味。JHLと協会はきちんと責任をとるべき

・新リーグに参加しないことで移籍希望の選手などはどうするか?→新リーグ関係なしにこのチームのメリットや条件の提示、また必要であればより輝ける場所への応援をすると変わらぬ姿勢であることを回答していた

等々と言っていました。あとでもう一度見ます。

 

会見を見てファンの方がどう思ったか分かりませんが、私には少なくとも葦原代表より地に足を付けてハンドボールを盛り上げよう発展させようという意思とハンドボールが好きだという気持ちを感じました。葦原代表が行うフワフワした会見とは異なり、きちんとした企業のしっかりとした会見だと思います。あと最後に記者がもらえたジークがJHLに提出した文章のサマリーペーパーがあるらしいのでそれめっちゃ見たいです。

会見をみてジークスター東京の運営の方のこと好きになっちゃったな。新リーグじゃなくて大賀さんが残ったチームとはじかれたチームでより広くチームを募って新しいトップリーグ作ったりしたらそっちの方が面白そうだわ。

 

以下2022/9/13追記

以下配布した資料です。公式HPより引用。

 

【ご参考】

※記者発表会にて配布した資料です。

2022年9月13日
ジークスタースポーツエンターテインメント株式会社
代表取締役 大賀 智也

9月1日にありました日本リーグの記者発表会において葦原代表の説明が事実と違うこと、またジークスター東京の考えとは異なる報道が見受けられることから、自ら説明すべきと考え本日の発表会を行いました。

当書類は、2022年8月31日に一般社団法人日本ハンドボールリーグ(以下JHL)に提出した、新リーグ参入申請に関するレターのサマリーです。本日の記者発表会では当レターの内容をもとに、ジークスター東京の考えをご説明しました。

日本のハンドボール界にプロリーグが誕生することは選手、チーム、そしてファンにとってもおおいに期待できることであり、ハンドボール界の未来を切り拓こうとしているジークスター東京とも方向性は合致します。
今回は熟慮の結果このような決定となりました。ご心配されているファンの皆様も多いと思いますが、ジークスター東京が今後もハンドボール界の発展に尽力することに変わりはありません。

引き続きジークスター東京の活動にご期待いただき応援いただけますと幸いです。

・2021年にJHLが日本ハンドボール協会配下から独立したことを機に、ハンドボール界に新たな風が吹き、JHLの発展と念願のプロリーグ化が進展することを期待した。しかし、リーグ運営の要となる本部機能である、スポンサー獲得、事業の収益性向上、デジタル時代のIT活用、チームへの支援等、これまでの活動と実績は評価できる内容ではなかった。
・新リーグ構想は、男女合わせ23チームにも関わらず丁寧に議論した上での合意形成がなされていない。伝統あるチームや参入して間もないチーム、実業団やクラブチーム等が入り混じり、それぞれの考えや事情がある。課題解決のプロセスが圧倒的に不足している。
・社員総会にて新リーグの「構想」に対して社員の決議賛同が得られていない状況で、「構想」への賛同を誓約することを条件に参入申請を迫る手法は納得できない。
・これまでの活動、進め方、実績、新リーグ構想の内容を検討した結果、新リーグの未来を推察することが困難であると判断し、今回の審査申請は見合わせる。
・あくまでも主役は、JHL本部ではなく、ハンドボールを愛して懸命にプレーする選手であり、選手とともにハンドボールの発展に貢献しようとするチームである。
・納得感を得られる事業計画が示され、ESG時代にふさわしい運営体制・手法、情報開示がなされることはもちろん、重要なテーマに関しては社員総会において決議されるという当たり前のことが実施されることを確認できた段階で改めて参入を検討したい。

以上