6畳1間のあめ

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【読書】『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック

海外SFの巨匠の有名作品を読みました。映画「ブレードランナー」の原作としても有名ですね。SFの根底にあるテーマやシンボルを想像外の観点から書き記したすごい小説です。外国文学なので人の名前が死ぬほど思えにくくて難儀しましたが、なんだかすごいぞ…という気持ちを持ったまま最後まで読めました。ちなみに理解はできませんでした。

 

 1968年の作品というのがマジですごい。頭おかしい。人間とアンドロイドを通して「人間とはなにか?」にビシバシと迫った作品です。物語として練りに練られた完成系という本ではないですが、現実の不条理性と怪物性と人間性への思索へ誘う良書です。