狩猟の世界、狩猟のある生活を小学生にも分かりやすく書いた本。大人にはちょっと簡単すぎるかもしれないけれど、1時間もあれば読み終える手軽さは取っ掛かりにはよいのではないでしょうか。
内容は、獲物を探すところから始まり、罠を仕掛け、捉えて仕留めて、解体…と普段目にすることがない過程を、著者のその時々の気持ちや気づきを交えながら語り掛けるような文体で記載されています。食の授業などで映像を観たりする前段階として、こういう本を読むことで前知識を得るのは有効なんじゃないでしょうか。本には音やにおいがないので、現実感が薄れますし、生き物に触れる機会が少ない現代っ子には適切な気がします。(とは言っても、カラーページには猪の解体の写真が出てきますが)
狩猟に興味を持った方には同著の『ぼくは猟師になった』をお勧めします。
著者Twitter @ssenmatsu