コーヒーとか煙草とかお酒とか物は何でもいいのだけれど、嗜好品と呼ばれるものがあるじゃないですか。別に無いならないで構わないけど、あると心が潤ったり気持ちがよくなれたりするやつ。煙草は嗜好品じゃないという考え方もあるけれど、そういう細かいのはとりあえず考えないでおきます。
私事で恐縮、というか私のことしか書いてないけれど、「コーヒー」が大好きなんですね。正確に言うと、大好きだったなわけです。
インスタントコーヒーでも美味しいものが飲みたいと思ってモッコナとかゴールドブレンドとか色々手を出して香味焙煎にいきついてみたり、グアテマラだったりマンデリンだったり、どこ産の豆が美味しいのか飲み比べたり。もちろん挽き方やらどこのお店のどこの農園のだって拘り始めれば切りがないから自分の手の届く範囲で楽しんでいました。
仕事している時は1日に5杯くらい毎日飲んでいたし、ニートになってからも2~3杯は我慢できず毎日飲んでいました。
今月に入って1週間寝込み、その間全くコーヒーを飲む気になれず、摂取しませんでした。そして今日2週間ぶりくらいにコーヒーを飲んだのですが、そこにあったのは泥水でした。汚泥といってもいいかもしれません。
つい半月前には美味しくて飲んでいたのに、気持ちを切り替える時間をくれたのに、今はまっっっっったく美味しいと思えないのです。
これはアレだわ。中毒ってやつだったんだわ。カフェイン中毒だかなんだかしらないけど、完全に冒されてましたわ。
飲まないなら飲まないでお金もかからないし息も臭くならないしコップも汚れないからいいんだけど、なんだか少しさびしいよね。麦茶と白湯しかほとんど飲まなくなってしまったし。
嗜むものがないって、味気ないことなんだなーと感じたわけです。