6畳1間のあめ

ハンドボールとか音楽とか雑記とか。

【ハンドボール】2019関東学生ハンドボール春季リーグ 東海大学 【5/22追記修正あり】

近所なので個人的に応援している東海大学さんについて感想など。いち個人の感想で、しかも春は試合を全然観れてないため多分に推論を含みますのでご了承ください。

 

春季リーグは入替戦回避の5位という結果になり、ここ数リーグというか2015年の春優勝・秋3位以来最も高い順位だったんではないでしょうか。そう考えると上位でも下位でもなく中堅クラスでありはしますが、1部5位は立派な結果でしょう。大変失礼ながら、リーグ開幕前及び当初は全敗入替戦いきみたいなことも考えていたので非常に良い結果になったと思います。しかし、ゲームの内容を振り返ると手放しで喜べるものではないというのが選手監督をはじめ保護者の皆様も思う実情ではないでしょうか?

 

 

スポーツイベント・ハンドボール2019年6月号

スポーツイベント・ハンドボール2019年6月号

 

 

まず得点力不足。総得点211点は立教大学と並んで最少得点となり、vs筑波17点、vs中央13点に至っては今季最少得点試合となっています。速攻が少なすぎたんではないでしょうか?今季のOFでは2次速攻もあまりうまくできていませんね。GK→CP→センターラインを越えたあたりで斜めに入ってそこから、縦・クロス・平行と展開していくようなプレーがほとんどありませんでした。日体や昨季の早稲田が上手にやっていたようなプレーです。

また、両サイドのシュート回数及び決定率もよくなかったように思います。シュートが全体的に悪いというのも気になりますが、競った中ではやはりサイドの成功率が勝敗に響いてきます。卒業したLW藤原RW與那嶺・柿崎のように安心してみれるサイドシューターの育成が急務でしょう。

BPはLB3番高橋CB10番加瀬RB23番宮城がプレータイムが長かったのだと思います。高橋には継続してガンガンシュートを打っていってもらいたいと思いますし、宮城にはトリッキーなプレーを期待するとともに、個人技での得点増を期待します。CB加瀬はよくボールを回せていますが、もう少し様々なステップシュートが打てるとプレーの幅が広がると思いますし、プレー中の相手DFとの距離感を意識してもらいたいです。

最終日vs法政のOFでは、全体的にボールはなかなか回っていて、PVの絡みやシュートの狙いどころなど少しずつ改善していければよい結果につながっていくのではないでしょうか。早いパス回しからPVを絡めた崩しが東海大の持ち味かと思いますので、頑張って欲しいです。

 

一方DFは総失点225点と上位4位に入っており、悪くない結果となっています。今季スタートGKは12番中村(2年)ですが、彼が奮闘したと思います。上背はありませんが、サイドシュートやワンマンも止めますし、ミスが少ないいいGKだと思います。PTや交代で出る1番柴田には危なっかしい面がありますが、体の大きさを生かしたセービングを期待しています。

最終日DFで出場していた30番の選手もいい動きをしていました。確認したところ興南高校出身の左腕石嶺秀選手とのことでしたが、ユース代表強化合宿にも呼ばれている選手ですね。久しぶりの有望株の加入で成長が楽しみです。

しかし、総失点が少なくDFが割とよかったとはいってもイマイチそんな気がしないのは、簡単にやられる場面が多かったせいかもしれません。この辺りは伝統的に悪いので練習環境や選手意識のせいなのかもしれませんね。1点をしっかり守ってやってきてるのに、クロスからミドルをイージーに打たれたりミスからの速攻でやられてしまっては勿体ないでしょう。中位下位チームとの試合で1ゲーム23点以下に失点を抑えられれば、上位がみえてくるとも思います。

 

 

例年同じことを書いている気がしますが、コートに立つ選手はもっと喋ってガッツポーズして、楽しくプレーしましょう。点を取ったら喜んで、笑顔になっていいと思います。ミスに対しては声を掛け合いましょう。今季は応援からベンチメンバーをいじって盛り上がっているシーンがありましたが、そういうところからでも楽しく明るくプレーできる状態を作っていって欲しいと思います。

 

あまり建設的なことは書けませんでしたが、今季も楽しく応援させていただきました。キャプテンの宮城選手をはじめ、選手の皆様お疲れ様です。田村監督の指導の下、秋リーグに向けて一層の技術向上をし、より高レベルなゲームを期待します。

 

 

乙嫁語り 11巻 (ハルタコミックス)

乙嫁語り 11巻 (ハルタコミックス)

 

 素晴らしい書き込みと美しい描写。