6畳1間のあめ

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【読書】『「普通がいい」という病』 泉谷閑示

 

標記の本を読んでいます。

「普通」ってなんだ、という疑問から始まって、自分自身にこびりついてしまっている世間体や社会に押し付けられた価値観というものを再考する本。

就職や職場、生き方に迷っているときに手に取ると、一つの解決になると思います。

 

「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)

「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)

 

もしかしたら難しい本だと取られる方がいるかもしれませんが、ひとつひとつの章に興味深い話や面白いたとえ話などがあり、存外とっつきやすくあります。また、至る所に名著からの引用があります。これを読みにくいと思う人もいるかもしれませんが、こういった形で名著の一部に触れ、興味をもってそちらも読んでみるなんてことを繰り返していくと、ゆくゆくは教養深い人間になれるのではないでしょうか。

 

帯には「自分をとりもどす10講」とあります。

まさにその通りで、ストレスの多い社会ではありますが、ストレスを実感している人に手に取ってもらえると役に立つのではないかと思います。「自分は自分だから」と心の底から言える人は結構ですが、「自分って・・・?」と少しでも疑問を持つ人は、いつだって興味を持った時が始め時です。答えもしくはそのヒントがこの本の中にあります。

 

 

「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)

「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)