2015年の1時間の中で最も「ファック」「クソ」を高頻度で聴いた時間を過ごせました。結論から言えば、クソ素晴らしい。ずっと息が詰まって、自分を殺したくなります。
感想はこちらのサイト様
がよく書かれておりますので参考にされるといいと思います。
主役のアンドリュー・ニーマンを演じるのはマイルズ・テラー。私はよく知らないけど、イケメン過ぎず音楽生としての魅力が出る風貌。そして、鬼教官テレンス・フレッチャーを演じるのはJ・K・シモンズ。彼が素晴らしい。彼の恫喝は観ている私が叱責されている気持ちになり、鳥肌が立ち、心臓を掴まれる。表情に迫力がありすぎるんだよ…
終盤に向けてドンドン加速する狂気に引き込まれるのですが、余分なものが一切ないため緊迫が身体を蝕みます。そしてラスト9分、人間が音楽を通してぶん殴りあいつつ遥かな一点を目指します。人間同士の葛藤、性(さが)、音楽家としてのプライド、努力、恫喝。すごいとしか言いようがない。