6畳1間のあめ

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【ハンドボール】 ハンドボール国体予選 少年男子 山梨vs茨城 

 

 インハイでも顔を合わせたチーム同士の組み合わせ。しかも代表3枠のうちの3枠目を争うというどちらも崖っぷちの状態。インハイは藤代紫水の勝利、そして紫水の優勝となりましたが、今回は……。

 

 試合はセットになった際、山梨県のマンツーマンに近い3-3DF(3-1・1・1DF?)が

機能して茨城がOFを作れない状況。そして山梨DFのカット等からの2次速攻および局面融合が上手く機能して得点を重ねる。

 

 また、インハイでは、(駿台甲府のOF)セット時の前を狙わない無駄なボール回しが多かったがそこが修正されていた。特に2次速攻からセットに移るまでの間(局面融合と呼ばれる部分?《イマイチ理解しきれていませんごめんなさい》)でステップシュートがかなり増えているように感じました。

 

 前半6分くらいで1-6と山梨が5点リード。

 

 山梨の6番のバックプレーヤーがインハイ時よりもセットOF時に積極的にシュートを打っていったことが、セットOFの流れを作ったように見えます。あとはLWのシュート成功率が高かった気がします。

 

 前半終了時15-19と山梨のリード。

 

 後半も山梨の高い3-3セットDFを崩せず、攻めあぐねる茨城。ボールを持たない選手の動きが弱いのと、持った選手(とパスをもらう前の動き)がゴールに向かわずパスの出す相手を探してばかりになってしまっている状態。そしてセットOFで攻めきれないないので、チームとしての動きがぎこちなくなり、余計にOFが噛み合わず個人のプレーになっていく。それでもインハイ日本一になった速攻や粘り強いパスワークでDFチェンジミスを誘い差を詰めるが、1歩届かず32-34で山梨の勝利。

 

 昨年高校3冠を達成した沖縄興南高校も321DFとDF間の広いオフェンシブなDFを1ゲームを通じて行い、各チームを苦しめていた。今後は積極的なディフェンスシステムが高校ハンドボールでは流行るかもしれない。