6畳1間のあめ

ハンドボールとか音楽とか雑記とか。

自由でありつづけるために20代で捨てるべき50のこと

 

 本のレビューやおススメはしてこなかったのだけれど、最近お世話になった方から公開してみたらとお言葉があったので、音楽ばかりでなく本も取り上げてみます。

 

 初回なので、私の読書遍歴。

 小学生の頃、「エルマーのなんちゃら」を近所のTUTAYAで買ってもらったのが一番最初の記憶。「スローカーブをもう1球」「江夏の21球」「イスタンブールでナマズ釣り」なんかをよく読んでいた記憶がある。

 私が読書好きになったのは中学生の頃で、その当時は「ダレンシャン」だとか「ローワンと魔法の地図」だとかそういうのを読んでいた。中学校の図書館に入り浸って先生に買って買ってとごねたから、私が卒業した中学校には上記2種は全巻あるはずだ(完結前に卒業したので、最後まで読んでいないケド…)。で、ラノベとか狂ったよう読み(私はキノの旅ダブルブリッド世代)、順調にオタク化していった。

 高校生になってからより本が好きになり、勧められるままに色々読んだ。戯言シリーズにもだだハマリしたけど、国語の教科書と国語の先生の影響が大きいなぁと今は思う。夏目漱石のこころは授業でじっくり読んでいらい何度読み返したか分からないし、ミヒャエルエンデのモモは人に勧める第2位だし。爆撃聖徳太子とか邪馬台国はどこですかとか変な本も好きだった。チボー家の人々は読み切れなかった。ラノベはだいぶ落ち着いた。

 大学生になってからは森見登美彦東野圭吾みたいなのもよく読むようになった。同時にカモメのジョナサンやカフカの変身とか潮騒みたいな名作にもなるべく手を出すようにしていった。坂口安吾やマルキドサドとか村上春樹とか。年間100冊は読むようにしていたから、現代っ子の中ではまぁ本好きと一応言える程度には読んでいるはずだ。

 社会人になってからはかなり読むペースが落ちて、月に1冊も読まないことが多くなった。読むにしても以前読んだ本を適当なページから読むみたいな読み方が多くなった。専ら村上春樹の初期3部作を読んでばかりだ。羊をめぐる冒険を開く回数は群を抜いている。他には禅の本とか公務員試験のテキストだとか読んでた。

 

 今、身も心も転換期に来ている。らしい。自分が身に付けてきたものを剥がしたり直したりして、自分と真摯に向き合う必要があるのだ。役に立つかどうか分からないけど、『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』四角大輔 を再読(5回目くらい?)している。この本はあれをしようこれをしようという類の自己啓発本ではなく、あれもこれも必要ないでしょもっと身軽になって大丈夫、大切なものだけ残れば十分でしょって言っている。

 ただ読み流すだけでも「ふーん」って思えて面白いのだけど、50項目それぞれを題目として真剣に自分を問うていくと、また違った見え方をしてくる。もっと本質的なものが見えてくるような気がする。あくまで気がする。

 ともかく、余計なものまで考えるとパンクしてしまうタイプなので、捨てても大丈夫なんだって気にさせてくれるから、とりあえず読んでる。でも、「慣れた場所を捨てて、ワクワクさせてくれる場所へ」とか心の声に従うことも多く書いてあるからわりに参考になる。

  考えすぎて背負いすぎてる人におススメ。意識高い系にもおススメ。やりたいことしまくりな人は読まなくても大丈夫。

 

自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと

自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと

 

 

 コレの次は家にある大学時代に買った専門書全部再読する。予定。過去が私に語りかけてくる気がする。(正確には新しい本を買いたいけどスペースと金銭が苦しいので、とりあえずあるものを厳選するために読む)

 

 次からはもう少し本について書こう。