東京発の4人組。個人的に好きなバンドの好きな曲はイントロからグッとしびれるのだけど、ご多分に漏れず素晴らしい入り。
この曲のいいところはその歌詞に。「今は外に出るような時間じゃない」「数秒経ったら失せるから」「僕は君が思うようなやつじゃない」「君たちの時間は僕をおいてテクテク進む」などのような消えていくような言葉が多いけれども、曲から受ける印象はどこか穏やかであり、自分をいたわるような空間をイメージさせる。都会の中の一人をさびしいじゃなくて、一人になれる時間として生み出してくれるいいバンドです。シティポップのような、そことは一線を画す音楽があって気持ちがいいし。
こちらの曲も↓
目が見えなくとも 姿 形 色が分かる
ような事を探し求め コーラを飲み 泣きじゃくった日々よ
もう終わりなの まだ踊ってないのに
君の中で刻むメロディー 肩抱き合い 笑い合った日々よ
ひどい夜の事忘れてくれないか
もう一度だけ キスしてくれないか
そんな夜さ
(1番の歌詞)
恋人とのことを歌ったのだと思うのだけれど、上手くいかなかったときの気持ちをこんな言葉で表現してみたい。「もう一度だけキスしてくれないか」ってところがまた可愛い。