6畳1間のあめ

ハンドボールとか音楽とか雑記とか。

ハウス

 

 少し前まで空き地だった土地に、気が付くと家が2軒経っている。どこもそうだ。なぜか2軒建てるのだ。どこもかしこも似た家が2軒並び立ち、日産のファミリーカーとスズキの軽自動車が置かれるのだ。東京の住宅は1区画数件の建売か、2軒並びの建売ばかり。その隙間を縫うように細長い3階建てが揃いも揃って1台のフィットかアクアかキューブを所有するのだ。つまらない。すこし広い庭を持つ家は高い塀に囲まれていて、そうでない家は塀を持つ必要もない 敷地面積ばかり。高尾ですらそうだ。東京の住宅事情は狂っている。

 家はもっと自由でなければならない。住む人の大切にしているものが滲みでる作りで、心安らぐ場所でなければならないはずだ。

 空き家は増える一方なのに、狭い土地に無理やり新しい家を建てる。それを4千万35年ローンで買う。60歳まで働いて、さらに5年間は年間契約でオブザーバーとして雇ってもらう。なぜ働くのか?なぜいきるのか?なぜ生まれたのか?わからないまま終わる、そんなのはいやだ。やなせたかし

 糞みたいに狭い家を買い、通勤に1時間。ほどほどに残業して、2人の子どもを育て上げる。それが立派な人生か?違うだろ。好きな人と十分な時間を楽しく暮らして、おまけに子どもがあって、そのついでのついでに仕事があるんだろう。住宅事情どころか、生き方自体が狂ってるよ。