6畳1間のあめ

ハンドボールとか音楽とか雑記とか。

気付けばただの人

 

 学生という身分から会社員になり早4年目。年も重ねて26歳。ふと振り返れば、子供の頃漠然と想像した「大人」になっている。口では大人なんかじゃないと言ってはいるが、とても子どもだとも思えなくていったい私はなんなんだろう。

 妻もいて、それなりに親族と仲良くやり、毎月所定の給与をもらい日々を回す生活。小学生の時分に描いた「安アパートのドアを一人さびしく開ける」という姿は幸いにして現実ではなくなったが、精神的自転車操業がどうにも悩ましい。

 

 幸せかと問われれば幸せだと答えられるのに、この満ち足りない気持ちと焦燥感はなんなのだろう。やりたいことや好きなことがあるのに、慣れから得たコンフォートゾーンから抜け出せないからぼんやりと幸せで不安なのだろうか。

 

 何のために生まれて、何をして生きるのか。何をして喜ぶ。やなせたかしが語りかける。私は答えられない。