6畳1間のあめ

ハンドボールとか音楽とか雑記とか。

クーリエジャポン

 

 雑誌が、というか出版業界全体が悲鳴を上げているらしいが、今のところ私に実害はない。いや、ある。特別声高に主張することではないのだが、私は雑誌がかなり好きである。ファッション誌や住宅情報誌、スポーツや文芸等々、大学生の頃は暇にまかせて色々な雑誌を図書館で読んでいた。

 その頃出会った雑誌に「ブルータス」「スポーツイベント・ハンドボール」「クーリエジャポン」がある。そして「クーリエ・ジャポン(http://courrier.jp/)」にはドハマリして年間購読をしていたという過去がある。いつ足が遠のいてしまったのか覚えがないのだが、社会人になってからも何冊か購入しては暇を有意義に潰していた。

 今日今年度初の有給休暇を取得し意気揚々と本屋に寄ったところで11月号と邂逅。お風呂につかりながら読むと、新聞やヤフーニュースやツイッターのTLとは比べ物にならないほど興味深い記事ばかりでないか。全く知らなかった事柄の取っ掛りにするにも非常に良質で、時流に乗っており、明日使える無駄知識も増えそうだ。元来勉強志向というか上昇志向というか、自分を高めたい欲求の強い私には散りばめられた生地が非常に心地よい本である。

 非常に閉鎖的かつ前時代的な職場でその日の新聞の一面の話題なんて3年間で一回も出たことなくて時たま出ることと言えば台風情報だけというストイックな私の愛すべき肥溜めにいても、少しは世間のことがらに感度を上げられるような気がするのでまた年間購読をすることにしたのです。

 

 同居人にも進めるが、あの人は塵ほども興味がないだろうからきっと読まない。私が過去勧めて読んだのは漫画と村上春樹くらいだ。