私は平均よりも身長は高く、体重は軽い。どちらも、「ちょっと」ではなく、「けっこう」平均から外れている。背の高い私を見て、「牛乳は好きだった?」とおばさまがたは言う。私は牛乳が苦手だ。小中の給食以外では、コーヒー紅茶に入れるくらいしか摂取してこなかった。(代わりに非常に早寝早起きであったし、小学校までは徒歩四キロの道のりを毎日歩いていたから、健やかに成長したのだと思う。)
そんな牛乳嫌いの私でも、この牛乳はちょっと美味しかった。
ただこれ、私の出身県のものでもある。依怙贔屓かもしれない。