6畳1間のあめ

ハンドボールとか音楽とか雑記とか。

【読書】 『神も仏もありませぬ』 『役に立たない日々』 佐野洋子

 『ふつうがえらい』ではまった佐野洋子氏のエッセイを読みました。はまったのでしばらく読みますが、皆様も読んで嵌って購入していただけると、佐野さんのご子息に印税がはいります(たぶん)。

神も仏もありませぬ (ちくま文庫)

神も仏もありませぬ (ちくま文庫)

 

 

役にたたない日々 (朝日文庫)

役にたたない日々 (朝日文庫)

 

 

佐野洋子さんは『100万回生きたねこ』の作者です。こういえば100人のうち90人くらいは分かってくれるけど、その実100万回生きたねこを読んだ人は40人位しかいないんだよ。それだけタイトルだけが独り歩きして、それで知った気になってる人間のなんて多いことか!

まあかくいう私も読んだことないんですけどね。いやもしかしたら読んだのかもしれないけどすっかり忘れてしまっただけなのかもしれない。

 

さて、氏のエッセイは老人が老人として生きていることについて後ろ向きに?書いているのですが、読んでいると前向きになれるという不思議で痛快なエッセイです。老人からみた性欲や死が具体性を持つようになった心境、かと思ったら韓流にドハマリしたりと色々色々。

個人的なおススメは圧倒的に『神も仏もありませぬ』です。

 「いつ死んでもいい。でも今日でなくてもいいと思っていきるのかな。この日本で。」

 「息子が三歳の時、「ねえ、僕が初めて僕に会ったのはいつ?」と聞いた時のことを思い出した。」

 (採ってきた茸をお土産でもらった時「おみやげって土産とかくのは、こういうことなんだねぇ。私はなんでもお金でかってしまって~~~」

などなど、あまりにもごく一部のピックアップで全く面白味が伝わらないことこの上ないのですが、エッセイの一部を切り売りしようなんてのは鮭の皮だけ食べるみたいなもんで邪道ですから。

 

 堅苦しいビジネス書や生産性マイナスのスマホゲームをやる時間に、ちょっとでも読書をすることをおすすめします。そして読むものがないなら紹介した本を読んでみてください。後悔することもあります。

 

 

ふつうがえらい (新潮文庫)

ふつうがえらい (新潮文庫)

 

 

 

【ハンドボール】 2017年秋季リーグ戦 結果

 

1試合も観に行けないまま秋季リーグが終わってしまいました。試合のビデオを撮った人はどうかYOUTUBEにでもUPしてください。

 

スポーツイベントハンドボール 2017年 10 月号 [雑誌]

スポーツイベントハンドボール 2017年 10 月号 [雑誌]

 

 

さて、9/23最終日の結果は以下の通り

東海大 32 (15-20, 17-10) 30 順天堂
3勝5敗1分          3勝5敗1分
法政大 25 (11-14, 14-10) 24 明治大
4勝5敗           1勝8敗
国士舘 31 (14-17, 17-11) 28 早稲田
9勝             4勝3敗2分
中央大 29 (15-12, 14-16) 28 日体大
5勝2敗2分          2勝7敗
日本大 32 (14-13, 18-14) 27 筑波大
6勝3敗           5勝4敗

 

東海大が逆転勝利を収めた以外は順当な結果ですね。明治日体大が惜しい試合をしていました。早稲田も国士舘に土をつけるかと思わせる前半でしたが、やはり選手層の厚さや勢いのある国士舘を止められませんでした。

 

最終順位
優勝     国士舘大学    9勝    国士舘大学は49シーズン振り3回目の優勝
2位   日本大学     6勝3敗   得失点差  33点
3位   中央大学     5勝2敗2分  得失点差  20点
4位   筑波大学     5勝4敗   得失点差  18点
5位   早稲田大学      4勝3敗2分   得失点差  14点
6位   法政大学     4勝5敗
7位   東海大学     3勝5敗1分  得失点差  -25点
8位   順天堂大学      3勝5敗1分  得失点差  -26点
9位   日本体育大学     2勝7敗    2部2位との入れ替え戦
10位     明治大学       1勝8敗    2部1位との入れ替え戦

 

明治は吉野が抜けた穴を埋めきれませんでした。これはまぁ仕方ない。得点王になって信頼されるエースで、結果も出したような図抜けた選手がいたってことでしたから(とは言っても、吉野が得点王とったけど入替戦回っていた年もあったはず)。しかし最終戦も負けはしましたが1点差であり、チームとして形を掴み始めてきたのだと思います。入替戦は立教戦となり厳しい戦いかもしれませんが、頑張って欲しいですね。

 

困ったのは日体大。小山や金丸を擁した時から次第に低下していき、ついに入替戦に。走りまくる伝統からの転換期と思って見守りますが、まあ入替戦で負けるなんてことはないでしょう。

 

ちなみに、

2017年春は
優勝  筑波大学     7勝2分   
2位  日本大学     8勝1敗    
3位  中央大学     5勝3敗1分
4位  日本体育大学  4勝3敗2分
5位  国士舘大学    4勝4敗1分
6位  早稲田大学    4勝5敗    
7位  法政大学     3勝4敗2分  
8位  明治大学     3勝6敗
9位  東海大学     2勝7敗    
10位    立教大学     1勝8敗    

 

1年前の2016年秋
優勝   筑波大学     7勝2敗   
2位     明治大学     6勝2敗1分
3位   日本大学     6勝3敗
4位   中央大学     5勝3敗1分  
5位   早稻田大学    5勝3敗1分  
6位   国士舘大学    4勝4敗1分
7位   日本体育大学  4勝5敗
8位   東海大学     3勝6敗
9位   法政大学     6敗3分    
10位    順天堂大学    1勝7敗1分  

 

2016年春

優 勝  明治大学     8勝1分  
2位  国士舘大学    7勝1敗1分
3位   日本大学     5勝2敗2分
4位   早稲田大学    5勝3敗1分
5位   筑波大学     5勝4敗
6位   日本体育大学  4勝5敗
7位   東海大学     3勝5敗1分
8位   法政大学     2勝6敗1分
9位   立教大学     1勝7敗1分   
10位   駿河台大学    1勝8敗      

 

ここ最近だと日大筑波国士舘早稲田あたりは安定して上位中位にいますね。また入替戦に回ってしまうチームでも1~2勝はするので、相性であったりなんだりで全く歯が立たないというわけでもないようです。今季は試合を見れなかったしパンフレットも買えなかったので、各校の下級生事情が分からずじまいでした。仕方ないので、来季の楽しみにしますがそれよりもまず、上のカテゴリーにどれだけの選手が進むのかということが気になる点ですね。

国士舘の玉川安倍庄司斎藤、日大田中濱田、中大中野、筑波徳田坂井小澤、早稲田西山、といったところでしょうか。個人的には東海佐藤堤にもまだ続けて欲しいなぁと思うところです。

 

 

【漫画】 CLAYMORE 八木教広  ダークファンタジーの名作

 一気読みしました。

CLAYMORE 全27巻完結セット (ジャンプコミックス)

CLAYMORE 全27巻完結セット (ジャンプコミックス)

 

 

2001年から連載を開始して2014年に完結と長期連載となったダークファンタジーですが、最後は大団円で回収するものも回収して、すっきりと終れるある作品でした。

 

エログロとも取れる様な描写が多く苦手な人はいるかもしれませんが、動きのない絵が気持ち悪さを生じさせないのではないかなと思います。また、その絵が逆に生きているストーリーでもあり、上手いことつくったなぁと思わされます。

 

とは言っても、10年以上連載をしただけあって終盤に向かうにつれ画力も向上しています。とくに覚醒や深淵といった異形のフォルムなどは心躍るものがあります。メインの戦闘シーンにおいても「動き」というよりは「迫力」で魅せるタイプですが、綺麗な線を描く作者ですので非常に読みやすい。頭の形だけがイマイチですが、しょっちゅうおっぱい出てくるし(エロさはないですが)よい漫画だと思います。髪の長いキャラは可愛いですし。

 

主人公及び周りのキャラも「成長」をしていきますし、謎が明らかになっていくジワジワとした感じも面白いですし、それを押し付けないようなところは好感がもてます。パワーインフレと人気が出たことによる引き伸ばし?のためか多少の間延び感はありますが、概ね畳んでいるし許容範囲内。

 

但し、キャラの書き分けは少々甘く、「女性ばかり」「装備品など服装が同じ」という点が分かりにくさを増長しています。「徒然チルドレンの男キャラよりは付きやすい程度」といった感じです。

 

個人的にはカバーしたにある1枚絵が非常にうまく、絶妙にエロスを感じ一番楽しみでした笑。画集を買うと幸せかもしれません。

 

Memorabilia―八木教広CLAYMORE画集 (愛蔵版コミックス)

Memorabilia―八木教広CLAYMORE画集 (愛蔵版コミックス)

 

 

完結済みで、ボリュームがあり暑苦しい友情などは求めていない人にはお勧めです 。

 

 

【雑記】 由比 浜石岳 

 

 

 

静岡県清水区由比駅から歩いていける浜石岳にいきました。

天気も良く、珍しく富士山がはっきりと見えました。(富士山はわりと雲に隠れていることが多いのです)

山頂 

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伊豆半島方面

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伊豆半島方面2

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三保方面

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海ではなく山側も綺麗です。連なる山々に薄く白みがかっており、鬱蒼とした緑と合わさり幻想的な雰囲気でした。

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そして富士山。

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雪がかかってないと普通の山ですね。デカいけど。

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ハイキングコースもありますが、このような舗装された道からも来れます。なんならタクシーでも上がってこれます。

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この時期は彼岸花が綺麗ですね。(これは浜石岳ルートでないところで撮りました)

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【ハンドボール】 2017年秋季リーグ戦 9/16 9/17

9/16

国士舘 31 (17-10, 14-10) 20 東海大
7勝            2勝5敗
早稲田 24 ( 8-10, 16- 7) 17 明治大
4勝2敗1分         7敗
法政大 33 (16-13, 17- 9) 22 順天堂
3勝4敗           3勝3敗1分
筑波大 35 (16-15, 19- 9) 24 日体大
4勝3敗           2勝5敗
中央大 28 (13-11, 15-16) 27 日本大
4勝1敗2分         4勝3敗

 

スポーツイベントハンドボール 2017年 09 月号 [雑誌]

スポーツイベントハンドボール 2017年 09 月号 [雑誌]

 

 

 

9/17

明治大 28 (11-13, 17-13) 26 順天堂
1勝7敗           3勝4敗1分
早稲田 30 (16-12, 14-18) 30 東海大
4勝2敗2分         2勝5敗1分
国士舘 20 (13-10, 7- 9) 19 法政大
8勝            3勝5敗
日本大 33 (18-17, 15-15) 32 日体大
5勝3敗           2勝6敗
筑波大 31 (19-10, 12-12) 22 中央大
5勝3敗           4勝2敗2分

 

9/17星取表

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残り1試合を残して国士舘が優勝を決めました。最終戦は調子を上げてきている早稲田ですが、このまま無敗の優勝となるでしょうか。2位は日大。中央・法政に1点差負けと接戦を逃しており、3位筑波との直接対決に勝利しインカレに弾みをつけたいところ。3位筑波。徳田を擁しても総得点の伸びがイマイチ。失点は少ないが、最下位明治と1点差のゲームをしたなど調子が上がりきらなかったか。

4位中央5位早稲田と2~5位までは勝ち点10であり、インカレシード権争いも面白い。

6位順天堂は最終日8位の東海大戦。東海大は勝って入替戦回避を決定づけたいので必死であろう。早稲田とも引き分け調子を上げているので、気を引き締める必要がある。

7位法政は最終日明治戦であり、ぜひ勝利し勝ち点を8まで伸ばして欲しい。4勝するのなんてひさしぶりじゃないの?

9位は日体大。1時代を築いたが、ここ数季は低迷。松井監督が練習をあまり見れていないのか、チームの転換期なのか。優秀な選手は多いが最終日は中大戦と厳しい。

10位は明治。先日の嬉しい初勝利から波に乗りたい。インカレにいい状態で入るためにも、最後まで食らいつきたい。

 

 

ビーレジェンド(be LEGEND) ホエイプロテイン [1Kg]

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【読書】 『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿泉 気づきの作品

 素敵なタイトルに惹かれ読みました。

 

とても良かったです。

と、書くとなんだか馬鹿みたいで嫌(私は馬鹿だが)ですが、読んだ感想の一番残るものって、「よかったか悪かったか」だと思うんですよね。色々と肉付けしてどうよかったとかここがイマイチだったとかこれから書くわけですが、少なくとも、そして総括すると、この本はとても良かった。

 

幾つかの章からなる本です。どの章をとっても面白いのは、至る所に散りばめられた登場人物たちの何気ない「気付き」があって、それによって解放されたり先が開けたりするからだと思います。人が死んで悲しいのに残された人には否応なく日常を過ごさざるを得なくって、その中で気持ちが動いたり動かなかったりするわけです。

表題のセリフが出てくる最終章。ゆうべとあすが出てきて、その間にあるのが「今」。なぜだかそのことを強く感じられて、とてもよかった。

 

本作、NHKでドラマ化してたのね。

昨夜のカレー、明日のパン 1 - YouTube

全然知りませんでした。

 

 

 サクサク読めるし、お涙頂戴という感じでもなく、それでもこころを揺さぶるものがあるよい小説です。おススメ。

 

 

【ハンドボール】 2017年秋季リーグ戦 9/9 9/10 

 

ニワトリと暮らす―かわいくて、役に立つ!

ニワトリと暮らす―かわいくて、役に立つ!

 

 興味深く、面白かったです。

 

9/9の試合結果

日体大 29 (13-10, 16-18) 28 法政大
2勝3敗           1勝4敗
中央大 31 (16-12, 15-11) 23 東海大
2勝1敗1分          1勝4敗
日本大 33 (17-13, 16-13) 26 明治大
4勝1敗           5敗
国士舘 33 (18- 9, 15-20) 29 順天堂
5勝             2勝2敗1分
早稲田 27 (17- 9, 10-15) 24 筑波大
3勝1敗1分          3勝2敗

 

早稲田-筑波戦の前半はどうしたのか。早稲田のDFは良い時は堅いけど、筑波が9点しか取れてないのはケガ人続出か、シュート枠外での自滅かのどっちかでしょう。他は順当。

 

9/10の試合結果

法政大 29 (15-16, 14-12) 28 日本大
2勝4敗           4勝2敗
順天堂 35 (19-16, 16-15) 31 早稲田
3勝2敗1分           3勝2敗1分
国士舘 26 (10-12, 16-10) 22 筑波大
6勝              3勝3敗
中央大 31 (16-10, 15-11) 21 明治大
3勝1敗2分           6敗
東海大 32 (16-14, 16-11) 25 日体大
2勝4敗           2勝4敗

 

法政が2勝目を優勝狙う日大から得る。これに一番喜ぶのは多分国士舘。嬉しくないのは東海日体。その東海と日体の直接対決は東海に軍配が上がる。

で、ここまでの星取表。

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まだ優勝も入替戦も決まっていない状態だが、残りの試合を見ると国士舘の優勝と明治の入替戦行きが濃厚になってきている。とは言っても、1位国士舘と6位筑波の勝ち点の差が6点なので、立派な混戦模様(筑波が残り全勝して国士舘が全敗すれば得失点差の勝ちもありうる状況)。

下位も面白くて、7位日体から東海法政と勝ち点4並び。得失点差も1ゲームでひっくり返るくらいなので、どこがどうなるか分からない状態。東海と日体が得失点差で入替戦行きを争うような形になるのかな?

 

得失点も面白い状態で、5位の順天堂が-11で6位日体が+3と順位と食い違う。さらに得点と失点の平均が170.6と同じである点も興味深い。1試合あたり28点は取って、失点も28点以下に抑えないと中位に食い込めないですね。今のところDFに振っているのが国士舘でOFに振っているのが日大。

 

今季会場に行けていないので、パンフレットが手元になくて寂しいです。お金払うのでどなたか買ってきてくれませんかね。東海大学前とか鶴巻温泉もしくは付近で受け取りますので…

 

 

 とても面白い漫画です。